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“事務所のこれから”を考える一手としてのM&A ≪BRIDGE≫コラム Vol.8

2025/11/17

コラム サービス

【社労士実態調査より】 データで見る社労士の“今” 責任と孤独感の先にある選択肢とは

こんにちは、PSR M&Aサポートサービス事務局です。

今回は少し趣向を変えて、客観的なデータから"社労士事務所経営の今"について考えてみたいと思います。

 

数字から見えてくる「自由」と「不安」

全国社会保険労務士会連合会が2024年に実施した調査によると、

⦿社労士全体の平均年齢は55.5歳。50代がボリュームゾーンで全体の1/3、60代+70代以上も1/3

⦿開業社労士自身を含む事務所体制は、「1人」の割合が56.4%と半数超  という状況です。

⦿職業生活の状況(働き方)に関しては、「他から干渉されずに自由で独立した仕事ができる」が78%、
「自分の労働時間を管理できる」が77% 
と"自由度の高さ"に対する項目が上位にきています。

⦿仕事上で感じている不安・ストレスに関しては、「業務上の責任の重さ」が85%、「経営面での責任の重さ」 61%

と自由な働き方ができる一方で、「自分しか頼れない」プレッシャーを抱える先生が多い現実が浮かび上がります。

データ出所元)  全国社会保険労務士会連合会 『2024年度 社労士実態調査結果 概要』
https://www.shakaihokenroumushi.jp/Portals/0/doc/nsec/souken/2024/202411_2024srchousa_gaiyou.pdf

年齢を重ねるほどに、顧問先から託される信頼は重くなり、その責任は増していきます。

体力や時間の制約は否応なくやってくるものです。データが示すのは、「体力と責任のギャップ」という壁です。
「自分一人ではこの先守りきれない」と感じるのは、決して逃げでもなく、責任感ゆえの自然な危機感なのです。

 

 “自由”の裏側にあるリアル

独立して、顧問先に誠実に向き合い、誇りを持って仕事を続けてこられた先生方。それは本当に素晴らしいことです。

ただ、その自由の裏側で、

「もし自分が体調を崩したら顧問先はどうなるのか」

「信頼してくれるスタッフに、次のステージを用意できるだろうか」
——そんな不安を胸の奥にしまい込んでいる方も多いのではないでしょうか。

忙しい日々の中で、“事務所のこれから”をじっくり考える時間はなかなか取れないかもしれませんが、
今のうちに少し立ち止まり、自分の未来と事務所の未来を重ねて考えることが大切です。

 

M&Aは“退く準備”ではなく、“続ける工夫”

M&Aと聞くと、「引退」や「終わり」のイメージを持つ方も少なくありません。

でも本来は、「想いを未来につなぐための方法」です。

「誰かに任せる」「誰かと組む」ことは、自由を手放すことではなく、“安心を分け合うこと”。

自由と責任。その両方を背負ってきた先生方へ。

事務所の未来を守るためのもうひとつの選択肢として、「M&A」という可能性を少しでも意識の片隅に置いてみてください。

いざという時、備えている人には“選べる未来”が待っています。

 


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