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- “事務所のこれから”を考える一手としてのM&A ≪BRIDGE≫コラム Vol.5
実録!社労事務所のM&A 買い手のホンネ、売り手のホンネ そのリアルな動機とは?
こんにちは、PSR M&Aサポートサービス事務局です。
「M&A」と聞くと、大手企業や華やかな業界のイメージが先行し、自分とは縁遠いものだと感じる先生も少なくないかもしれません。しかし、実は多くの社労士先生方が、ご自身の事業と人生の岐路で「M&A」という選択肢を真剣に検討されているのです。今回のコラムでは、実際に社労士事務所のM&Aに関わった「買い手」と「売り手」の、リアルなホンネをご紹介します。そこには、数字だけでは語れない、事業への思いや未来への希望が詰まっています。
【売り手のホンネ】 その決断の裏にある、見えない葛藤
「そろそろ引退を考えたいけれど、長年続けてきた事務所を閉めるのは忍びない…」
この言葉の裏には、多くの複雑な感情が隠されています。顧問先との信頼関係、苦楽を共にしてきたスタッフへの責任感、
そして何より、ご自身の人生そのものともいえる事業への愛着です。
「事業の継続」を託したい
「年齢的な体力や気力の限界を感じており、これ以上顧問先からの期待に応えられるか不安になってきた。でも、突然事務所を閉鎖してご迷惑をかけることだけは避けたい。同じ志を持つ若い力に引き継ぎ、顧問先やスタッフの安心を確保したい」
未来への不安を解消したい
「IT投資や新しい法改正への対応など、時代に合わせた変化に一人でついていくのは難しい。将来的にスタッフの処遇や顧問先の継続性に不安を感じる前に、信頼できるパートナーを見つけたい」
M&Aは、引退という名の“終わり”ではなく、大切に育てた事業を未来につなぐ“始まり”なのです。
【買い手のホンネ】 ゼロから始める独立より、M&Aを選ぶ理由
「新規開拓より、引き継ぎの方が断然早い」
この一言が示すのは、単なる効率性だけではありません。そこには、事業拡大を最短で成功させたいという強い意志と、着実な成長を目指す戦略があります。
事業成長を加速させたい
ゼロから顧問先を探す場合、信用を築き、契約を獲得するまでに平均で2〜3年かかると言われています。しかしM&Aなら、数十社規模の顧問先を一気に獲得し、数週間〜数ヶ月で事業基盤を確立することも可能です。新規開拓にかかる時間や労力を大幅に削減できます。
即戦力となる人材を獲得したい
現在、経験豊富な社労士の採用は非常に困難です。M&Aは、顧問先だけでなく、すでに業務に習熟している優秀なスタッフごと承継できる貴重な機会です。これにより、業務の引き継ぎがスムーズになり、サービスレベルを維持しながら事業を拡大できます。
実は、思惑が一致しやすい関係。見過ごされがちな共通点とは?
売り手・買い手双方のホンネを見ていくと、実はお互いの思惑が非常に一致しやすいことが分かります。 どちらも「顧問先とスタッフの安心・安定」を最優先に考えているからです。
- 売り手: 自身が引退した後も、顧問先が安心してサービスを受け続けられ、スタッフがこれまで通り活躍できることを望んでいます。
- 買い手: すでに信頼関係が構築された顧問先や、優秀なスタッフごと事業を引き継ぎたいと考えています。
M&Aは、売り手の「事業を未来へつなぎたい」という思いと、買い手の「事業を成長させたい」という思いが結びつく、Win-Winの関係なのです。
「M&Aなんて自分には関係ない」と思っている先生も、実はその心の中にある「誰かに引き継ぎたい」「もっと成長したい」という気持ちは、M&Aを考える第一歩かもしれません。まずは、お気軽にご相談ください。
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本記事が掲載されている特集:社労士事務所のM&Aを考えるコラム
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