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- “事務所のこれから”を考える一手としてのM&A ≪BRIDGE≫コラム Vol.4
顧問先やスタッフに申し訳ない… M&Aって“裏切り”? そんな不安に答えます
こんにちは、PSR M&Aサポートサービス事務局です。
今回のテーマは、事務所を「売りたい」を考える時に最も多く聞かれる“後ろめたさ”や“葛藤”について。
実は、「守るため」のM&Aという考え方もあるんです。
M&Aは「逃げ」ではなく「託す」選択
「事務所を売りたい」と考える時、まず頭に浮かぶのは、経営者としての寂しさや不安かもしれません。
それと同じくらい、多くの社労士の方が感じるのが、「顧問先やスタッフを裏切ってしまうのでは…」という“後ろめたさ”です。
「せっかく築いてきた顧問先との関係を手放すなんて、申し訳ない…」
「長年苦楽を共にしてきたスタッフの生活を、見放すような気がして…」
その気持ち、痛いほどよくわかります。社労士の仕事は、数字や契約だけで成り立つものではありません。
お客様一人ひとりの事業や人生に深く関わり、そこで働く人たちの生活を支える、「信頼」という見えない資産で成り立っいるからです。
実は、M&Aには「守るため」の選択という側面があります。「売却=逃げ」ではありません。
むしろ、これからの時代、「未来を守るための積極的な一手」と捉える社労士の方が増えています。
「自分一人では、この先ずっと顧問先の期待に応え続けられるだろうか?」
「スタッフのキャリアアップを、もっと積極的に支援してあげられないだろうか?」
こうした悩みと向き合った時、「この事務所と、そこで働く人たちを守り抜くためには、信頼できる誰かの力が必要だ」と決断する方がたくさんいます。後継者不在や自身の引退、あるいは事業拡大のためなど、理由は様々です。
しかし、その根底にあるのは、これまで大切にしてきた事務所や人たちへの深い愛情と責任感です。
“感情のバトン”を丁寧に渡す
社労士のM&Aでは、目に見えない「信頼関係」をいかに引き継ぐかが、最も重要なポイントです。
私たちはこれを“感情のバトン”と呼んでいます。
新しい事務所に顧問先を丁寧に紹介し、今後のサポート体制についてしっかり説明する。スタッフには、新しい環境でどんなキャリアを築けるのか、将来像を具体的に見せる。さらに、譲渡後も一定期間は「橋渡し役」として関わり、顧問先やスタッフの不安を和らげる。
こうした「思いやりの設計」をすることで、M&Aは「裏切り」ではなく、信頼をさらに大きく育てる「希望のバトンリレー」へと変わります。私たちは、そのバトンリレーを成功させるためのサポートに徹底的にこだわっています。
売りたい・買いたいというお気持ちが少しでもある方は、無料情報登録ください。
本記事が掲載されている特集:社労士事務所のM&Aを考えるコラム
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