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SOGIと労務~LGBTQが職場で直面しやすい諸問題~

2021/12/10

コラム

  

 

ここ数年、労務管理上の新たな課題として、性的マイノリティへの対応が取り上げられるようになってきました。「SOGI(性的指向と性自認)」「LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア/クエスチョニングの頭文字を取った言葉)」という言葉を耳にしたことがある方も多いと思います。

企業や団体、行政などでさまざまな調査が実施されていますが、それによると、日本のLGBT人口は5~10%程度。5%としても、20人に1人がLGBT。つまり、50人の会社では2人、100人の会社でも5人はLGBTの方がいる計算です。合わせて、当事者の多くが職場でカミングアウトしておらず、困難を抱えていても声をあげにくいという現状も浮き彫りになっています

今、多くの企業でダイバーシティに取り組み、女性や障がい者、外国人、高齢者などの活躍推進が進んでおり、一部の大企業を中心に性的マイノリティの方々への配慮や対応を実施・検討する企業も少しずつ出てきています。

日本ではまだまだ理解が進んでおらず、始まったばかりの性的マイノリティの取り組みですが、厚労省のパワハラ、セクハラのそれぞれの指針の中では、性的マイノリティに対するハラスメント防止も盛り込まれており、対応は必須といえます。また、いざ取り組むとなると、ハラスメントだけでなく、採用、服務規律、就業規則、人事、対外的な対応などあらゆる場面での配慮・対応が必要になってきます。


【参考資料】
職場におけるダイバーシティ推進事業について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/0000088194_00001.html

多様な人材が活躍できる職場環境に関する企業の事例集~性的マイノリティに関する取組事例~(令和元年度厚生労働省委託事業)
https://www.mhlw.go.jp/content/000630004.pdf


 

このコーナーでは、SOGI 、LGBTQなどセクシュアリティ関連の問題を研究し、研修や啓発を行っているSR LGBT&Allies(社会保険労務士LGBT&アライ)によるコラムを掲載していきます。発達途上の「SOGI」「LGBTQ」に関する労務管理について、最新動向や先進事例、実務対応などとともに解説していただきます。ぜひ、参考になさってください。

SR LGBT&Alliesについて
職場におけるセクシュアリティ関連の問題について考え、研修や啓発を行っているグループです。勉強会の開催、LGBTQ関連のイベントへの参加・登壇、研修講師、執筆活動などを行っています。

東京都社会保険労務士会の自主研究グループ「ダイバーシティ経営研究会」の有志が、社労士以外とも協力して活動するために2018年に立ち上げた会で、現在は社労士、キャリアコンサルタント、行政書士、企業や労組の人事やダイバーシティ担当などが所属しています。  
メンバーのセクシュアリティも様々で、自身がLGBTQに該当する人もそうでない人も一緒に活動しています。

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