AIの進化により、社労士を取り巻く環境は大きく変わりつつあります。
手続きや情報提供といった業務は効率化が進む一方で、「社労士として、顧問先にどのような価値を提供するのか」が、これまで以上に問われる時代になりました。

これからの社労士に求められるのは、制度やルールを整えるだけでなく、顧問先の組織の状態を把握し、課題を共有し、改善まで伴走する存在です。

組織にも「健康診断」が必要な時代へ

人が年に一度、健康診断を受けるように、組織もまた、定期的に状態を可視化し、課題を把握することが不可欠です。特に、

• 社員のモチベーション
• 組織の関係性・風土
• エンゲージメントや離職リスク

といった要素は、企業の生産性や定着率、業績に直結するにもかかわらず、把握が難しい領域でもあります。

本セミナーでお伝えすること

本セミナーは、「これからの社労士の在り方」と「実務としての具体的な実践方法」を、2部構成で体系的に学べる内容となっています。

第1部では、デライトコンサルティング株式会社 代表取締役 社会保険労務士 近藤圭伸氏が登壇します。
AI時代における社労士マーケットの変化や、その中で社労士の強みをどのように発揮すべきか、「伴走型社労士」という考え方を中心に解説。個人と組織の状態を診断するサーベイを活用した顧問先支援や、顧問報酬の価値向上に繋がる実務目線での具体的な活用方法をご紹介します。

第2部では、「WILL CANVAS」プロデューサーである田邊良学氏が登壇。組織とモチベーションを可視化する「WILL CANVAS」の概要とJTB独自の分析手法、社労士の皆様が顧問先向けに活用できるシステム利用方法についても解説いたします。

こんな社労士の方におすすめです

• AI時代でも「選ばれ続ける社労士」でありたい方
• 労務顧問に＋αの価値を提供したい方
• 顧問先の組織課題に、より踏み込んだ支援を行いたい方
• モチベーションや組織診断を実務に活かしたい方
• 顧問報酬の見直し・付加価値化のヒントを得たい方
  

   

社労士の伴走支援を支える組織・モチベーション診断
『WILL CANVAS（ウィルキャンバス）』

WILL CANVASは、社労士が顧問先企業の組織の状態と社員のモチベーションを可視化し、診断結果をもとに改善まで伴走支援を行うためのサーベイツールです。

社労士が契約主体となり、顧問先への提案、診断の実施、結果の読み解き、改善アクションの検討までを社労士が主導して支援します。

約5分で回答できるシンプルな設問で、組織とモチベーションの両面を分析。上司・部下の認識ギャップやDEIBなど、企業の課題に応じた多様な診断メニューにも対応しています。

WILL CANVASは、社労士が顧問先と課題を共有し、納得感のある改善提案を行うための“共通言語”として活用できます。

WILL CANVAS機能概要：🔍クリックで拡大表示

WILL CANVAS機能概要：🔍クリックで拡大表示

プログラム

講師

近藤 圭伸（こんどう よしのぶ） 氏
デライトコンサルティング株式会社　代表取締役

一般社団法人 個を活かす組織づくり支援協会　代表理事
中小企業診断士、社会保険労務士、承認ファシリテーター、持ち味ファシリテーター®

青山学院大学経営学部卒。株式会社デンソー勤務の後、監査法人トーマツのコンサルティング部門で人事コンサルタントとして、さまざまな業種・規模にわたるプロジェクトを経験。現在は、中小企業を中心に、複雑化・高度化する採用から退職までの人事労務課題解決を粘り強く支援・解決している。また、『持ち味カード』『承認カード』を活用した「個を活かす組織づくり」をライフワークとして」全国行脚中。

田邊 良学（たなべ りょうがく） 氏
株式会社JTBコミュニケーションデザイン　
HRコンサルティング事業局プロデューサー（開業社会保険労務士）

（株）日本交通公社（現JTB）に入社。新規事業開発や人事総務系ソリューションを担当。「組織と人財の最適なバランスこそがイノベーションを生み出す源泉」という信念のもと、人財一人ひとりの変革力を引き出し、新しい旅行業界のビジネスモデル開発を推進し、海外危機管理事業等を開発。事業企画から販売まで一貫した製販一体の推進力を学ぶ。
現在はJTBコミュニケーションデザインにて、組織開発ソリューション「WILL CANVAS」を担当。新規事業開発の経験と社労士としての専門知識を融合させて、事業戦略と人事戦略の両面から企業の成長を支援している。

【資格】社会保険労務士（開業）、ファイナンシャルプランナー
運行管理者資格者（旅客）、海外安全・危機管理責任者、防災士、両立支援コーディネーターなど。