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“事務所のこれから”を考える一手としてのM&A ≪BRIDGE≫コラム Vol.13

2026/01/08

コラム サービス

数字では測れない価値 — 「理念」や「文化」も承継の対象に

こんにちは、PSR M&Aサポートサービス事務局です。

社労士事務所のM&Aというと、まず「売上」や「顧問先数」といった数字の話が浮かびがちです。

ただ、実際に多くの事務所を見ていると、数字に表れない“もう一つの価値”があることを感じます。

それが、理念や文化といった「事務所の気風」です。

 

目に見えない「事務所の文化」こそ、M&A成功の鍵を握る無形の資産です

「クライアントに最後まで寄り添う」、「職員全員で顧問先を支えるチームワーク」、「地域社会の発展に貢献する」... そんな思いの積み重ねが、事務所の“らしさ”を形づくってきました。

そしてそれは、時間をかけて自然に醸成されたものであり、誰にでも簡単に再現できるものではありません。

M&Aでは、この「目に見えない文化」をいかに引き継ぐかが、実はとても重要です。譲渡を考える先生の中には、

「顧問先はもちろん、スタッフの雰囲気を壊したくない」という方も少なくありません。

だからこそ、譲り受ける側の先生が「理念や仕事観」を理解し、尊重できるかどうかが大切になります。

ある事務所では、譲渡後も旧所長がしばらく顧問として残り、“理念の引き継ぎ期間”を設けたことで、スタッフの不安が和らいだ例がありました。

数字や契約の引き継ぎよりも、“仕事の流儀”を丁寧に伝えたことが成功の鍵になったのです。

また、買い手側にとっても、この「理念の共鳴」は非常に大きな意味を持ちます。

数字がどれだけ良くても、価値観が合わなければ、承継後に方向性がズレてしまうことがあります。

逆に理念が重なれば、スタッフも顧問先も自然に新しい体制を受け入れ、相乗効果が生まれます。

 

M&Aの本質は「価値観のリレー」 数字を超えた「理念」を未来へつなぐ意味とは?

M&Aというのは、“経営権の移動”ではなく、「価値観のリレー」なのかもしれません。

理念や文化といった“見えない財産”こそ、実は事務所にとって最も貴重な資産でもあるのです。

一方で、実際は理念を明文化していない事務所も多いのも事実です。

承継においては“暗黙のルールの可視化”が買い手との橋渡しになりますが、買い手が理念を読み解く観察ポイントは、顧問先構成・業務の優先順位・残業抑制の方針などになります。

今、譲渡を考えていない先生にとっても、「自分の事務所の理念とは何か?」を改めて言語化することは、

将来の承継に限らず、今後の経営を考える上でも大きな意味を持つはずです。

数字では測れない価値を、どのように残していくか。

その問いが、事務所の未来をより豊かにしていく第一歩になるのではないでしょうか。

 


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