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- “事務所のこれから”を考える一手としてのM&A ≪BRIDGE≫コラム Vol.28
条件は合意したのに破談? M&Aが最後に覆る「本当の理由」
こんにちは、PSR M&Aサポートサービス事務局です。
M&A交渉と聞くと「一番のハードルは金額交渉」と思われるかもしれませんが、実際の現場では、条件面でほぼ合意していたにもかかわらず、最終局面で破談になるケースが少なくありません。しかもその原因は多くの場合「価格」ではなく、最後に交渉を止めるのは数字ではない“価値観のズレ”です。なぜ好条件でも成立しないのか、舞台裏の「真実」をお話しします。
1. 「顧問先との向き合い方」の温度差
買い手の提示額は相場より高く、条件には満足。しかし、トップ面談を重ねる中で売り手の先生が「効率化の話はよく分かるが、社長の悩みに寄り添う姿勢が感じられない」と漏らすケースがあります。
買い手がIT化と効率化に長けた経営者で、売り手が長年「社長の相談相手になること」を信条としてきた場合、どちらが正しいわけではなくても、「この人に顧問先を託して大丈夫か」という直感的な疑問が決断を止めてしまうのです。
2. DDで露呈する「コンプライアンス意識」の乖離
DDの過程で、売り手事務所のスタッフに未払い残業代の疑いが見つかったり、管理体制の甘さが発覚したりすることがあります。買い手からすると、「顧問先に労務管理を指導する事務所が自社の管理をできていないなら、他にも見えていないリスクがあるのではないか」という懸念が生じ、どれほど収益性が高くても交渉がストップしてしまいます。
3. 「スタッフへの接し方」に表れる経営姿勢
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タッフを「人件費」としてしか語らなかったり、「合わない人は入れ替えればいい」と現場に関心を示さなかったりする発言も、売り手の不安を大きくします。
社労士事務所の価値は“人”そのものです。スタッフを大切にしない経営者に引き継げば、譲渡直後に人材が流出するリスクがあり、それは売り手にとって最も避けたいシナリオです。
最高のパートナーシップは、限られた候補の中からではなく、多くの選択肢を比較検討できる余裕から生まれます。
自分が心から「託したい」と思える相手に出会うために、まずはどのような可能性があるのか、その扉を開けることから始めてみませんか。
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