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保育業界における労務管理のポイント第2弾 ~テーマ2:賃金制度の構築~

 

待機児童問題が騒がれているなか、保育業界では、慢性的な人手不足(保育士の確保・定着)が大きな課題になっており、その解決のために、「ヒト」の専門家である社労士のニーズが高まっています。

その時流を感じてか、前作「保育業界における労務管理のポイント 第1弾」は非常に多くの先生に見て頂きました。


第2弾も引き続き、「保育事業」での経験が豊富な社労士・楚山先生を講師にお迎えしました。

第1弾は「総論」と「就業規則」についてでしたが、第2弾ではさらに踏み込み、保育業界を語る上では避けて通れない「処遇改善等加算」を中心とした、賃金設計の話を詳細にお話しいただいています。


私立の認可保育園の場合、運営費・人件費の元になる「売上」は、国や自治体からの公的拠出が約9割です。
保育園の賃金制度を、民間企業と同じ意識でいじってしまうと、公費の支給が大幅に減額されてしまうような、最悪の事態に陥ることさえあり得ます。

また、国からの原資である「処遇改善等加算」がいくらあるかを無視して、保育園の賃金制度は作れません。なぜなら、認可保育園は、国からの原資以外の収益を上げることは、ほぼ不可能だからです。
いくら理想の賃金制度が作れても、原資がなければ、保育園の運営は持続できません。

そのような、保育園にとっては「当たり前のこと」を知らず、保育園の人事・賃金制度に触ることは、害になることはあっても、益になることはありません。

保育業界に関わろうとする先生には、是非、このDVDで「本物の知識」を身に着けてから、プロとしての誇りを持ち、価値ある仕事をして頂けたらと思います。


 このDVDを見ることで、かなり複雑な「処遇改善等加算」という制度の内容がしっかり理解できるはずです。是非、繰り返し見て、楚山先生の知識を、先生ご自身の知識として取り入れてください。

 

DVD内容

~テーマ2:賃金制度の構築~

保育業界特有の労務管理上のポイントをふまえた賃金制度の構築ができるよう、その原資となる公費の仕組み「処遇改善等加算」の理解を中心に解説しております。ポイントを押さえておくことで、一定のスキルを備え、業界の信用・信頼に足る規程の作成、コンサルティングが可能となります。

  • 処遇改善等加算は5層構造
  • 第1階層―基礎分・人勧分
  • 第2階層―賃金改善要件分
  • 第3階層―キャリアパス要件分
  • 第4階層―職務分野別リーダー
  • 第5階層―副主任・専門リーダー
  • 処遇改善等加算Ⅰの活用方法
  • 処遇改善等加算Ⅱの活用方法
  • よくある質問と制度の問題点

 

講師・楚山和司先生からのコメント

連合会の研修システムにて「保育業労務管理研修」が無料公開されておりますが、2016年のリリースから一定の時間も経過し、業界を取り巻く状況も様変わりしております。また、入門知識としてはやや発展的な内容も含んでおり、何より実務にそのまま活かせる、ファーストステップを踏み出せる、具体的なノウハウという点では、やはり公開コンテンツとしての限界があります。

本DVDでは私自身が日頃感じているそうした「契約や報酬につながる」「本気で業界に貢献したい」という、意欲あふれる諸先生方のニーズに十二分に応えることができるコンテンツを提供しております。

今回はその第2弾として、3号業務にもつながる、賃金制度の構築を取り上げています。こと保育業界は賃金そのものが公費で賄われることが多く、それだけにその原資をあらかじめ見込むことが比較的容易(いわゆる「売上」が安定しており経済社会の動向や営業活動に左右されない)です。ただし、その原資を確定させ、賃金制度(端的には賃金テーブル)に落とし込むためには、相当に複雑な「処遇改善等加算」の仕組みの理解が不可欠です。

なまじ一般企業同様の態度で臨んでしまいますと、せっかく構築した制度の原資不足や原資そのものの受給が危ぶまれかねません。これではかえって信頼を損なってしまいますし、賃金制度という大きな責任を伴う業務での失態はご自身の自信の喪失にもつながりかねません。ぜひこのDVDで業界特有の制度理解を深め、万全の備えで臨みましょう。

社労士は「人」のスペシャリストと申しますが、保育事業はまさしくその「人」を「人」たらしめる根幹、いわば未来そのものを形づくる事業です。その事業に私たち社労士が関わることは大いに意義深いこと、むしろ必然とさえ感じます。

直接的に「将来の労働力人口の増加」と大義名分を振りかざしますと、なんとも味気ない響きがありますが、すべての「企業」「業界」「地域」そして「国家」の発展を、共にこの保育事業から支えてみませんか。


講師

楚山 和司(そやま かずし)先生

●社会保険労務士事務所そやま保育経営パートナー代表
●社会保険労務士・キャリアコンサルタント・保育士

【略歴】
早稲田大学第一文学部総合人文学科 卒業。
全国約200以上の保育所を設置・運営する業界最大手の事業会社経験をもとに、保育所経営の総合コンサルタントとして独立。
独立以前は、運営するほぼすべての保育所の自治体指導監査対応を累計500件以上務め、労務管理・会計経理・安全対策について特に詳しい。
また、独立した現在は約40件以上の保育所運営法人の顧問・支援実績を有し、企業主導型保育事業導入コンサルも取り扱っており、助成決定実績も有するなど、企業主導型保育事業についても精通している。
【講演実績】
・保育園の労務問題と職員の処遇改善制度への取り組み方(東京社会保険労務士協同組合)
・保育安全研修(公益財団法人児童育成協会:全国11都市)
・企業による保育施設設置支援セミナー(東京都・東京しごと財団)
・保育士等キャリアアップ研修(奈良県)
・子育て支援員研修(栃木県、群馬県、宮城県、気仙沼市)
・保育所プリセプター研修(岐阜県)
・放課後児童支援員認定資格研修(神奈川県、千葉県、茨城県、群馬県、栃木県)
・放課後児童支援員資質向上研修(栃木県)
・新規保育所等保育スキル向上研修会(沖縄県)
 その他多数
寄稿】
『東京都社会保険労務士会会報 平成30年1月号』 巻頭特集「保育業界における労務管理の実務」
『SR 第50号』 特集2「保育士等の処遇改善等加算 平成30年度の変更点と提案のポイント」
『CHUKIDAN NETWORK INFORMATION Vol.114』「業種特化社労士の視点から 第7回『保育業編』」

ご購入はこちら

タイトル 保育業界における労務管理のポイント第2弾 ~テーマ2:賃金制度の構築~
価格 PSR正会員   37,400円(税込)
情報会員・一般 49,500円(税込)
備考
  • 制作 : 2019年8月
  • 収録時間 : 約2時間30分
  • 内容:DVD、レジュメ

【商品について】

  • 商品内容は制作時の情報となります。その後の法改正等は反映されていません。あらかじめご了承ください。
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