レジリエンス研修の進め方
望月人事クラブ講師・望月禎彦先生による今度の講座のテーマは今、注目の「レジリエンス」です!
レジリエンスとは、
強いストレスや逆境下においてもそれを克服、むしろ強化したり適応したりする精神力を差します。
組織の中で働くことに「ストレス」はつきものです。
しかし、強いストレスを同じように受けていても、メンタル不全に陥る人と、むしろそのストレスをプラスに転じて、成果を上げられる人がいるのはなぜでしょうか?
その差こそが、心の筋力=レジリエンスである、というのが最近の考え方なのです。
企業において、「メンタルヘルス対策」は必須の時代です。
しかし、
- それだけではいまいち効果が上がらない。
- 「メンタルヘルス対策」というのは、結局、病気という「マイナスの予防」であって、
プラスを生み出すものではない感じがする。 - 「メンタルヘルス」の研修にはもう今更、新しさが見つからない。
そんな声が上がり始めているのも確かです。
そこで注目され始めたのが、「予防」という観点ではなく、もっと積極的に「心を鍛える」という意味合いでの「レジリエンス」です。
「レジリエンス」研修は、
- 新人研修のフォローアップ
- 新任管理職研修
- 医療や介護、営業やソフトウエア開発などのストレスフルな職場での研修
など、様々な研修に幅広く応用が効きます。
今回は、そんな今、引っ張りだこの『レジリエンス』を、
コンピテンシーなどを活用しながら、望月先生流にアレンジして頂いた講座です。
旬な研修テーマを探している感度の高い先生に、是非いらして頂けたらと思います。
★講座の後半には、様々な研修に組み込めると人気の望月先生の「小ネタ」も2つ、ご紹介して頂きます★
こんな先生に特にお薦めです。
- メンタルヘルス研修をすでに多数行い、また違った切り口での研修をしたいと思っている先生
- メンタルヘルス研修だけでは、効果が出ていないと感じている先生
- とにかく新しい研修のテーマを仕入れたいと思っている先生
- 色々なテーマに応用できる研修コンテンツを探している先生
カリキュラム
第1部 レジリエンス研修の進め方
1.そもそも『レジリエンス』とは何か?
2.『レジリエンス』を鍛える構造
①自分の強み弱みを知る →実は強みと弱みは表と裏の構造
・『コンピテンシー』測定テストの実施
・自分自身の不安要素を知っておく
②その不安要素が、特定の『思い込み』につながる →『思い込み』が認識をゆがませる
・『思い込み』の種類
・『思い込み』と自分自身の不安要素との関係
3.具体的にどう鍛えていくか
①自己重要感を高める →人間は、悲しいから悲しむのか?
・「偶然を必然に変える」ワーク
・信条をつくる
②再度、強みにフォーカスしてみる →『コンピテンシー』測定テストをじっくり見直す
・どうすれば強みをさらに発揮できるか
・それを仕事にどう活かすか
③自分自身のサポーターとの関係を深める →相談できる相手がいる人はくじけない
・どんな人が自分の周りにいるのか
・いなければ、どうしたらよいのか
・どうすると関係を深められるだろうか
④感謝の気持ちを表現する →周囲に感謝できる人はより強くなれる
・実例紹介(感謝の手紙、感謝日記等々)
4.組織的にレジリエンスをどう鍛えていくか
・最新取り組み事例紹介
第2部 すぐに使える「小ネタ」2選
①部署別研修『アクションマトリックス』
→組織力を高める研修です。
階層別研修と違い、所属する部署メンバー全員が参画します。
- 所要時間:(90分~240分)
- 概要:マーケティング概念である『アクションマトリックス』
(=取り除く、増やす、減らす、付け加える)を活用し、どうしたらもっと良い部署になるのかをメンバー全員で考えます。 - 期待できる効果:部門の活性化
②『雑談力を磨く』研修
→日々のコミュニケーションに必要な、雑談力を磨く研修です。
年上の方にどうアプローチしたらよいのだろうか、自然な雑談ができるように、ワーク体験もあります。
- 所要時間:(60分~120分)
- 概要:<どんなタイミングで><どんなテーマを><どのように話したらよいか>具体的なシーンを考えます。
受講者の声
- 自分自身を知る意味でもよかったです。
- 2つの小ネタ研修は、中小企業に向く研修で実践しようと思います。
- 自分が体感し顧問先に広めたい、気づきがありました。
- いつもながらに気づきの多い、大変実践的なセミナーでした。ありがとうございました。
- 使い勝手のよいプログラムだと思いました。すぐに結び付けられそうです。
- ありがとうございます。また、ネタが増えて嬉しいです。
- 今後の研修に活用していきます。本日のセミナーはテクニックというよりは、人としての本質の内容で良かったです。
- いつも感覚、感じる事を大切にする手法が参考になります。
- 分かりやすく、コンパクトな感じがよかったです。
講師
人事政策研究所 望月禎彦先生
●有限会社 人事政策研究所 代表
●中小企業大学校講師
1960年生まれ。立教大学卒業後、ユニ・チャーム株式会社にて営業を経験後、人事部にて採用、研修の実務を経験。92年独立。支援先を中堅企業に絞り、支援先企業が人事政策面で1人立ちできるよう徹底的に指導するのが特徴。「行動」をベースにした独自の理論を駆使し、「できる人」を着実に増やし、成果につなげる。実際の支援先は30年間で400社を超える。2000年には、そのノウハウを結実させたソフトウエア「コンピテンシーマスター」を、2010年には、人事評価ASPシステム「コンピリーダー」を開発し、ユーザー数は累計3,000企業にのぼる。その導入先は上海、台湾にも及んでいる。
また講演では、コンスタントに年間1,000名超の経営者/マネージャーに実践ノウハウを提供。2011年には、30年間のノウハウを体系的に提供する塾形式の「望月人事クラブ」を主宰し、全国各地に「出来る人を増やす」活動を推進している。
開催概要
セミナータイトル | レジリエンス研修の進め方 |
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講師 | 望月禎彦先生 |
備考 |
■オンライン会議「Zoom」を使ったオンライン実施について
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