日本労働組合総連合会(連合)が全国社会保険労務士会連合会と意見交換会を実施 令和7年の社労士法改正にも議論が及ぶ
日本労働組合総連合会(「連合」)から、令和7年9月18日に実施された全国社会保険労務士会連合会(以下「社労士会」)と意見交換会の様子が公表されました(令和7年9月24日公表)。
開会にあたり、連合の事務局長は、社労士会がめざす『人を大切にする企業と社会』と、連合がめざす『働くことを軸とする安心社会』の方向性は一致している。この思いを共有し、活発な意見交換をお願いしたい」と述べました。
次いで、社労士会の副会長が、「社労士会のめざす『人を大切にする企業と社会』を作ることこそが、本年の社労士法改正で盛り込まれた社労士の使命規定『事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上並びに社会保障の向上及び増進に資し、もって豊かな国民生活及び活力ある経済社会』の実現につながる。この思いを持って活動をしたい。連合とは本日も含め連携をお願いしたい」とあいさつしました。
その後、両団体から取り組み報告などが行われました。
そのなかで、本年6月に成立した社会保険労務士法改正法についても議論が及びました。
連合からは、(1)「労務監査」が一部の社労士による問題行動を正当化されるべきではないこと、(2)「補佐人制度」については、社労士の介入により労働審判実務が混乱しないようにすべきことという課題認識を述べたうえで、自主規制の整備などを求めました。
これに対し社労士会からは、改正法の施行通達の会員の周知とともに、研修の充実や改正法などもはかっていく旨の回答がありました。
最後に、働く者と企業が幸せの実現に向けて両団体の連携強化が重要であることを改めて確認し、意見交換会を終了しました。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<全国社会保険労務士会連合会と意見交換会を実施(連合ニュース)>
https://www.jtuc-rengo.or.jp/news/news_detail.php?id=2278
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