2008/12/09
1-11月の企業倒産、5年ぶり高水準
東京商工リサーチが8日に発表した11月の企業倒産件数(負債1,000万円以上)は、前年同月比5.3%増の1,277件となり、6カ月連続で前年同月を上回りました。世界的な金融不安や消費不振を背景に、倒産件数は高水準が続いており、2008年は11月までの累計で1万4,284件と、すでに昨年1年間(1万4,091件)を突破。年間では2003年(1万6,255件)以来5年ぶりの高水準となりそうだとのことです。
また、今年の上場企業の倒産件数(上場廃止後は除く)は30件に達し、02年の29件を上回り戦後最多を更新しました。
11月の負債総額は前年同月比16.9%増の5,760億円。倒産件数を負債額別にみると、5,000万円未満が最多の538件を占めますが、前年同月比では1.46%減少。一方で、1億円以上5億円未満は同10.3%増の352件、5億円以上10億円未満は同27.3%増の70件と増え、倒産が大型化しつつある傾向が出ています。
業種別では、運輸業が前年同月比で約2.4倍の53件となり、不動産関連のノンバンクなど金融業も1.5倍の12件。製造業、卸売業なども増えましたが、建設業は前年の359件から341件へと6カ月ぶりに減少しました。
倒産の原因別では「不況型倒産」と呼ばれる赤字累積、販売不振、売掛金回収難が計976件(76.4%)を占めました。また、「運転資金の欠乏」の増加が目立っており、貸し渋りの実態を裏付けた形となっています。
信用保証協会の保証枠を総額20兆円に拡大する政府の追加経済対策が10月末に始まりましたが、東京商工リサーチでは、「手続きから実行までに時間差があり、11月の統計には表れていない」と分析し、12月以降の倒産件数減少を期待しています。


















































