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HOME  >  突撃インタビュー  >   第3回 藤咲コンサルティング事務所 藤咲徳朗先生

第3回 藤咲コンサルティング事務所 藤咲徳朗先生

突撃インタビュー第2弾から随分時間が空いてしまいましたが、第3弾です!
今回は、茨城県日立市で事務所を開業し、「社員研修」をメインに全国を飛び回っていらっしゃる開業6年目の藤咲徳朗先生に インタビューさせて頂きました。

藤咲先生のメインの事務所は日立市にあるのですが、東京のお客さんが来たときには西大井にある共同事務所で接客をする、ということで、今回は、西大井の方へ伺いました。
こちらの共同事務所は、日立市が支援してくれているものだということです。
駅のすぐそばに建っているマンションの2階にあり、きれいで落ち着いた場所でした。

まず、事務の女性と一緒の写真を撮らせて頂きました。

藤咲先生藤咲先生

 

 

その後、場所を移して、会議室でインタビューさせて頂きました。

1.jpg

藤咲先生は、開業6年目ということですが、社労士になる前は、何をされていらっしゃったのですか?

長くイトーヨーカドーに勤めていました。
販売関係の仕事もしていましたが、この頃から、研修もしていましたよ。
自腹で月20万円くらい払って、色々な研修会社の研修や、コーチングの勉強などをしていました。

では、研修をするために会社を辞めて開業されたのですか?

実は、イトーヨーカドー勤務時の同僚が、ある会社の社長の息子さんでした。その会社にスカウト採用されました。そこでは管理職でしたので、仕事がハードで、体を壊してしまったのです。それで退職して、しばらく無職になりました。
ただ、無職になると、ハローワークに行ったり、「社会保険」の手続もしなくてはいけませんよね。そこで、こういうことを知っておかないと損だなと感じ、社労士の仕事に興味を持ちました。
それに、ハローワークなどでは、無職の若者もたくさん見ましたが、みんなコミュニケーションの能力が低いな、と思いました。そこで、コミュニケーション力を強化する研修をしていきたい、「褒めること」「褒められること」の大切さをもっと伝えていきたい、などと考えるようになりました。

そこから、社労士の勉強を始めた、ということなのですね?

そうですね。ただ、無職なので、時間だけは豊富にありました。はじめの年は6月頃から3ヶ月だけ独学して受けたので、さすがに落ちましたが、次の年に受かりました。平成15年合格ですね。

受験時代のことは、先生のホームページの「開業奮闘記」に詳しく書かれていますよね。奥さんが昼と夜、2回分のお弁当を持たせてくれたとか、家族にも恵まれているのが分かります。

家族の支援は本当に大切です。試験の2ヶ月前に長男が産まれたのですが、やはり守りたい人がいれば頑張れますよね。 どんな仕事でもそうかもしれませんが、成功するために大切なのは「守るべき人がいること」「信念、志があること」だと思います。

社労士試験に合格して、すぐに開業されたのですか?

まずは東京のコンサルティング会社に勤めました。日立市に限らないかもしれませんが、地方は不況で、40歳を過ぎた人に職はなかったんです。
ただ、日立市から毎日通っていたので、通勤時間も交通費もばかにならなかったんですよ。交通費が月15万円くらいかかって、会社で負担してくれるのは5万円までで……。しかも当時、長男が1歳だったのですが、毎日仕事が終わってから、1時間半か2時間かけて家に帰るわけですから、なかなか起きている間に会えない。だんだん、子供が自分に心を開いてくれていないと感じるようになって、これじゃあいけないな、と、開業を決意しました。

開業してから、すぐに仕事はありましたか?

3ヶ月は、本当になにもありませんでした。
ただ、私は平成15年の試験で合格して、平成16年に事務指定講習を受けて開業しているのですが、平成15年の合格発表の日から、知り合いには「合格しました」ということを告げて回りました。
そのとき撒いた種が開業して少し経ってから、ちょっとずつ芽を出し始めました。

一番初めの仕事は何でしたか?

日立市の女性センターの仕事です。合格後、女性センターが企画委員を募集しているのを知って、応募したんですよ。企画委員というのは「市民が聞きたいと思うセミナーはどんなものか」と一般の人から意見を聴くために設けられた制度で、私はその委員になって、「年金のセミナーなどはどうか?」と提案して、そのセミナー講師を担 当しました。2時間で講師料1万円くらいの講座でしたが、初めてだったのもあり、60時間くらいかけて準備しました。
でも、一生懸命準備したのが良かったのでしょうね。その講座を聴いた他の市の市役所の人からセミナーを頼まれたり、女性のキャリアアップ講座を頼まれたりするようになりました。
大切なのは、目の前にある仕事に、ともかく一生懸命取り組んでいくということですね。がむしゃらに頑張っているうちに、道が開けていきます。

先生の話を伺っていると、本当にすべてに一生懸命、誠実に取り組んでいらっしゃるということが良く分かります。
その後、少しずつ、「社員研修講師」への道を進み始めたのですね。

そうですね。社労士の資格を獲ったあと、キャリアカウンセラーの資格を獲っていたので、「キャリアカウンセラーを持っているなら、自分の仕事を一部引きつがないか」と、社労士会の先輩に言われ、ハローワークの就職支援講座を受け持つようになったりしました。あと、短期間勤めたコンサル会社の友人から、就業規則の仕事をもらい、就業規則コンサルも始めたのですが、就業規則はそれだけでは会社を良くする効果がいまいち出ないのですよ。ですから、「就業規則を活かすためには定期的な研修が大切です」と、社員研修の受注につなげていきました。

確かに就業規則は、社員にきちんと理解してもらわないと意味がないですね。
先生の社員研修は、どのようなものがメインですか?

管理職研修が多いですね。さきほども話したように、「もっと褒めよう」「もっと喜びを表現しよう」というようなことから始まり、コーチング研修、ほうれんそう研修、スピーチ研修、カウンセリング研修など、企業のニーズに合わせたカリキュラムを組み、行なっています。
研修も、1回だけでは意味がないので、1ヶ月に1回、3回セットで受けてもらうことが多いです。研修を受けてもらったら、感想や学びを書いてもらい、それを私の方で見て、そのひとにコメントを返す、というようなことを次の研修までに行ないます。それによって、効果は倍に上がります。

あと、PSRでも販売されている適性診断、「TA PACK SYSTEM」もよく利用させてもらっているのですが、これも社員研修で使っています。
たとえば、「時として、わがままで自己中心的になり、人間関係がうまくいかなくなることがあります」というような診断が出ることもあるのですが、それは私が指摘したわけではなく、あくまで“客観的な”結果ですので、そういう診断結果は社員の人も受け入れやすいようです。
そういう診断結果を“気付き”にすることで、自分で考えて成長していかれる。
社員研修には、こういうツールがあると便利ですね。

特にPSRにお願いすると、社員の回答をFAXした当日に結果を返してくれるので、ありがたいです。

最近、クレド作りもしているのですが、「子供クレド」というものも作りました。これは、息子と作ったものなんですけどね。

藤咲先生藤咲先生

子供さんと奥様の写真が裏に入っているのですね。素敵です。
やはり最近、クレドを作りたいという会社は増えているのでしょうか?

全体的に増えているかどうかは分かりませんが、私に依頼がくることは多いです。社員研修をします、クレドを作りますという自分の色を出すことで、世の中は不況で、暗いニュースも多いかもしれませんが、私のところには、「もっと社員の能力を伸ばしたい」という前向きな、伸びている企業が多く来てくださいます。
自分の好きなことをやっていたら、ツイている人が集まってきて、楽しく仕事ができて、さらに仕事を好きになれる、という感じですね。

羨ましいですね。
ところで先生は、日立の事務所と、東京の事務所と、東京の会社を3つお持ちということですが、どのように使い分けているのですか?

社労士事務所は東京においています。社労士事務所というのは、1か所でしか登録ができないので。日立の事務所は、市など地元のセミナーの仕事もいくつか持っているので、そういった仕事を受注するためにコンサルティング事務所として置いています。日立では、自宅のマンションの下のフロアの二部屋を仕事用に借りていますので、実際の作業などはここで行ないます。 東京はあくまで打ち合わせがメインですね。
会社を作ったのは、社員研修を受注するためです。やはり、大きな会社から研修の仕事を受けようと思ったら、「会社」の形態でないと無理ですので。
会社のほうは、知り合いの社労士で開業している友人たちなどに、時々手伝ってもらっています。1・2号の手続関係は、ほとんど彼らにやってもらっています。地方で研修をするときに一緒に行ってもらうこともありますよ。ゆくゆくは、彼らを社員にしたいとも思っています。

今後の展開としてはどのようなことを考えられているのですか?

最近、パワハラ・セクハラ防止コンサルタントの資格試験を受験しました。合格発表が12月なので、受かっていたら、その関係の仕事を次にはしたいですね。

あと、最近、販売士講座の講師ができる資格も獲ったので、それも活用して大学や高校で講義をしたいです。

先生はたくさんの資格をお持ちですものね。
でも、資格マニアにはならず、活用されているのがすごいですよね。

活用できると思ったから獲っているというだけですから。
研修講師やコンサルタントは、勉強をさぼったら終わりです。
新しいことを常に取り入れていかないと。
仕事はOutputですが、Inputも同じくらいないとダメだと思っています。
だから、断るべき仕事は断り、勉強の時間を作っています。
ビジネス書は月に30冊は読むようにしています。

本当に、ストイックですね。
ところで先ほど、TAの話が出ましたが、それ以外にPSRのサービスで利用してくださっているものはありますか?

情報は活用しています。あと、セミナーのレジュメなどをデータで頂けるのは嬉しいですね。
就業規則のセミナーで「運転履歴証明書」を取りましょう、というのは、非常にいいと思い、私もセミナーで最近話すようにしています。
正会員でしたら、「セミナーツール」は是非、活用するべきです。

それとPSRのセミナーも質の高いものが多いと思います。よく、無料のセミナーにばかり行く人がいますが、情報というものはお金を払って手に入れるものです。タダでもらえる情報などその程度のものだと思ったほうがいい。そういった意味で、PSRの有料会員になり、毎月お金を払っているという先生は、社労士の中でも意識の高い方が多いですよね。

社労士になって良かったことと、大変だと思うことを教えてもらえますか?

良かったことは、会議がなくなったことです。会社員時代は、幹部社員だったこともあり、週に20時間は会議をしていました。
でも会議にそんなにたくさんの時間を取られると、自己啓発や新しい目標にチャレンジをする時間がなくなってしまいます。今は、自分の能力を向上させるための時間がとれるようになったのが、本当に嬉しいです。
逆に大変だと思うのは、体調管理ですね。
会社員だったら、風邪を引いたら会社を休むこともできるし、そのあいだの保障もある。でも自営業だと、1週間休んだら、1週間分の稼ぎがなくなってしまう。そこが怖いですね。

最後に、開業間もない先生などに何かアドバイスがありましたら、お願いします。

やり続けること。
プラスの発想。
チャンスを見つけたら、とことんそれを活かすこと。
ツキのある人と付き合うこと。たとえば北村先生みたいな。
これ、いい締めの言葉じゃないですか?(笑)

ばっちりです!
気付いたら1時間半もお話頂いていましたが、非常に学びの多い、密度の濃い時間になりました。藤咲先生のお話からは、「新しいことを学び、新しいことを始める大切さ」「理念を持つことによって湧く力」を強く感じました。
お忙しいところ、お時間を頂き、本当にありがとうございました。

【2009年11月】※2011年春より、大阪で開業されていらっしゃいます。

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