株式会社 播磨シナジーサポート 畑中伸介先生
先日の宮川弘之先生へのインタビューに続く第2弾!
兵庫の畑中伸介先生にPSR事務局・遊部がインタビューをさせて頂きました。
畑中先生も、なにわプロゼミの運営者ですが、人情味あふれる宮川先生とは若干雰囲気がことなり、クールでかっこいい感じの先生です。
宮川先生と1年違いの開業7年目で、ご自身もなにわプロゼミの出身者です。
今回は、「顧客開拓プロ」のセミナーのためにブレインにおいでいただいたところを突撃取材させて頂きました。セミナーの合間の休憩時間まで拘束する、人使いの荒いブレインです。すみません!

この畑中先生、何がすごいって、「社会保険労務士」でありながら、「神主」だということです。突然、「神主です」といわれても、「え、何ですか?」と思わず、聞き返してしまうのですが、ご実家が兵庫県では有名な神社で、畑中先生はその跡取りなのです。
畑中先生の事務所も、神社の一角にあるとか! そんな社労士事務所、他にあるのでしょうか?!
今回は残念ながら、兵庫の事務所まで訪問はできなかったのですが、事務所風景の写真を送っていただきましたので、公開させて頂きます!

「神主」と「社労士」……まったく関係がなさそうなのですが、だからこそ、なんで社労士になったのか、経験がなくて大丈夫だったのか、気になりますよね。
今回はそのあたりをうかがってみました!
大学を出て、社労士になる前は何をしていらっしゃったのですか?
神主をしながら、スキューバダイビングのインストラクターをしていました。
すごい、かっこいいですね。でも、神主と社労士など、何の関係もなさそうですが、なぜ社労士になろうと思われたのですか?
神主とスキューバダイビングのインストラクターだけでは、大した収入にならなかったからです。正直、神社の収入というのは、お寺の収入の10分の1くらいです。お寺はお墓を持っているからいいですよね(笑)
で、当時既に結婚して、そろそろ子供が産まれるぞって頃だったのですが、子供が将来、大学に行きたいと言ったときに、いいぞと即答できるくらいのお金は稼いでおきたい、などと思ったんですね。
なるほど。でも、社労士でなくてもよさそうですが……?
まず、自分は神社を継がなくてはいけない、というのが大前提としてあったので、サラリーマンはできないわけです。だから、「個人事業主」という道を選ぶのが必須だった。「個人事業主」になるのなら、士業かな、と思い、お金を扱う税理士などよりは、人を扱う社労士の方が、「神主」と相性がいいような気がしたんですね。
神社にはお年寄りの方も多くいらっしゃいますから、年金相談もできたらいいかな、と。
そういう考え方は素敵ですね。
じゃあ、はじめから「開業」だけを意識していたということですよね?
そうですね。だから、「資格を取るために勉強する」という人とは、はじめからスタンスが違ったと思います。
合格は、2回目の試験ででしたが、そのときは試験日に合格を確信しましたから、その日からもう、知人や友人に「(指定講習を受けて)来年の8月から開業する」と、挨拶に回り始めました。
やはり、成功している方の共通点は、フットワークの軽さですよね。見習いたいです。
でも、「神主」から「社労士」になっても、ツテがなく、大変だったのではないですか?
実は、そんなことはないです。
「神主」として、以前から「青年会議所」に入って、活動をしていましたから。
「青年会議所」というのは、「社長の息子」がたくさんいるところです。
そういう知人・友人に、今度から社労士として開業するからと言って、父親である社長に会わせてもらっていきました。はじめは、こんな助成金がありますよ、就業規則はこんなところに注意して作らないとトラブルの原因になりますよ、自分と顧問契約をしてくれたらこんなメリットがありますよ、とか、ともかくアピールして回りましたね。
その結果、開業した年のうちに、5,6件は顧問の契約をもらいました。
うらやましい順調さですね。「開業」してから営業を始めようというのは、間違っているのですね。ところで、「顧問」というのは、手続や給与計算ですか?
いえ、はじめは「労務顧問」です。あとは、就業規則のコンサルや、助成金がメインでしたね。開業して2、3年後に人を雇えるようになってようやく、手続や給与計算の仕事も受けられるようになりました。
宮川先生も同じことをおっしゃっていましたが、そういうのが成功への王道なのでしょうか?
そうとはいえないと思います。私は手続など細かいことが苦手だったので、そういう方法を取りましたが、書類を作ったり、給与計算をすることが好きなら、自分ひとりのときから、1・2号業務でやっていく方法もあると思います。
まぁ、私は今も、営業とコンサルだけしかやっていないので、離職票の書き方などもよく分かりませんけど……。
今、従業員は何名なのですか?
私をいれずに5名ですね。
今の仕事の内訳はどのような感じですか?
給与計算や月次の顧問報酬など月毎、固定的に入ってくる収入が2に対して、助成金とか就業規則作成とかコンサルフィーなど不定期に入ってくる収入が1って感じですね。
顧問の中でも、労務顧問だけなのが、「2」のうちの「30~40パーセント」という感じかなぁ。
青年会議所の知人からの紹介、という以外、営業はどうされているのですか?
開業当初から、生命保険会社とは組んでいますね。
宮川先生も話していましたが、やはり、生命保険会社と社労士の仕事は相性がいいです。特に開業した当時は「助成金」で組みました。
私自身もPSRの助成金小冊子の作成プロジェクトに加わったことがありますが、今でも、この小冊子は毎年大量に仕入れていますよ。
ありがとうございます! 助成金の小冊子はやはり一番売れています。
あと最近、中小企業緊急雇用安定助成金の情報も、素早くくれるので助かっています。「2月6日の改正で拡張された助成金情報」など、改正情報をああいうお客様にすぐ配れるような形でくれるのもPSRの良さですね。
これからも、そういう形での情報提供を心がけます。
あと、畑中先生は「顧客開拓プロ」の講座も一部受け持ってくださっていますが、「役員報酬」や「継続雇用」のコンサルというのも、以前から多くされているのですか?
していますね。
以前、他の士業と組んで「ワンストップ」のサービスを提供する会社を作っていたことがあるのですが、そのときに「役員報酬」をやったらどうかというアイディアが出て、それからずっとおこなっています。
もともとは、そこで独自に開発したツールでやっていたのですが、PSRの「役員報酬シミュレーション」や「継続雇用シミュレーション」は、非常に使いやすく設計されていて、いいですね。私は、このソフトが出る前に始めたので、自分でソフトを開発するところからしましたが、ソフトが存在するなら、開発するより買ったほうがいいですね。
「役員報酬」「継続雇用」のコンサルというのも、青年会議所の知り合いに売っていったのですか?
それも少しはありますが、主に生命保険会社との営業ですね。一緒にセミナーをしたり、生命保険会社のお客さんに提案したり。もともと「役員報酬」を下げるという考え方は、生命保険会社が考え出したもののようですし、役員報酬のコンサルに生命保険は欠かせないですからね。生命保険会社は集客力もありますし、営業力のある人も多いですから、組むのはいいと思います。そして、組むためには、こちらから提供できるメリットも必要なわけで、そういうときに使えるのが、「助成金」の小冊子や情報であったり、「役員報酬」の提案だったりするのです。
なるほど、そうですよね。
話は変わるのですが、畑中先生は社労士事務所のほかに「株式会社」もお持ちですよね。
「株式会社」にすることのメリットってなんですか?
大きく2つあります。
1つは、300人規模以上の大きな会社に行くときに、信頼されるかどうかです。大きな会社の場合は、たいてい複数の企業にプレゼンをさせて、どこに仕事を頼むか決めます。そのプレゼンのとき「株式会社○○」というのが並んでいる中で「畑中社労士事務所」というのがあっても、見劣りしますよね?
2つ目は、税金対策、社会保険対策ですね。
色々教えていただき、ありがとうございます。
最後に、これから開業する方や、開業数年の方にアドバイスをお願いします。
開業してすぐは収入がほとんどなく、不安になるとは思いますが、「行政協力」を私はあまりお薦めしません。特に週5日など拘束されてしまうものですね。結局、行政協力、というのは、派遣社員とか期間雇用の社員のようなものなわけで、せっかく個人として開業したのに、それじゃあ、サラリーマンより悪くないですか、と言いたくなります。 ただ、監督署の仕事があるなら、それは経験になりますから、たとえば「2年」とか期間を決めてやるのは悪くないと思いますね。あと、週5日ではなく、スポット的なものや、自由な、営業に使える時間などを作れる程度のものなら、やってもいいかもしれません これから年金でやっていきたい、など、明確な目標の元、社会保険事務所で働くというのも、いいでしょう。ただ、「収入がなくて不安だから」という理由で、行政協力を始めるのは、どうかということです。
あと、一番言いたいのは、ともかく「営業」しましょう、ということです。じっと待っていて向こうから来る仕事などありません。まずは、身近な友人、知人に挨拶に行く。自分の入っている生命保険会社の営業マンに、セミナーをやらせてくれと言う。そういう始めの1歩からです。セミナーでの話し方、レジュメの作り方がわからなければ、まずは人の真似をすればいいのです。たとえばPSRのコンテンツのなかには、DVDとDVD撮影時に使ったパワーポイントのレジュメの両方を提供してくれているものもあります。そういうのを利用するところからでもいいですね。たとえば「会社経費削減の知恵」DVDを買って、こんなことを話せばいいのか、ということを勉強し、PSRサイトからダウンロードできるパワーポイントのレジュメをほんの少しだけ加工して使えばOKです。
種まきの結果は、すぐには出ないかもしれません。でも、種をまいておけば、3年後くらいに実を結びます。私も、やはり、始めの種まきが効いて、3年目くらいから、がっと仕事も収入も増えてきましたから。
是非、できることから、頑張ってみてください。
まずは、身近なところの営業から、ですね。
私も大変刺激を頂きました。ありがとうございました!
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