
私が、社会保険労務士の資格を取得しようと思ったのは
平成13年の正月頃でした。
普通の方は、総務や人事の仕事の延長線で
資格取得を考えられる場合が多いのだろうと思いますが、
私の場合は全く違っていました。
その頃私は、銀行で個人富裕層向けの資産運用のアドバイザーをしていて
社労士業務とは全く無縁の人間でした。
そしてこの頃、丁度、銀行に運用商品としての
「個人年金」の窓口販売が解禁されると言う事がアナウンスされ始めていました。
私は、ファイナンシャルプランナー(CFP)の試験で
年金の表面的な知識はかじったものの
年金が何たるかも良く分かっていないような状況でした。
(CFPは平成12年に取得済)
しかし、年金関連のビジネスは、これからの大きなビジネスに成長する事を予感し
勉強を始めたいと思うようになりました。
そこで、折角勉強するなら、民間資格より公的資格、
さらに、難易度は高ければ高い程価値が有ると思い、
社労士の資格を目指すことに決めたのです。
試験勉強は、全くなじみの無い労働法から健康保険法など
ゼロからの出発で1年目はあえなく不合格でしたが
幸い2年目にして合格する事が出来ました。
合格した頃は、銀行の内部で資格を活かして
年金のセミナー講師や、個人年金の販売に注力するつもりでしたが
(事務指定講習は翌年15年7月に完了)
平成16年からロースクールに通う事になり
平成16年6月に銀行を退職、平成16年11月には 社労士を開業登録すると言う
受験時代には考えてもいなかった方向に人生が走り出しました。
前述のように、人事・総務の経験は皆無なので
書類の作成ははっきり言って苦手で有ります。
(もちろん出来ますが・・・)
一方で、金融や税務・法律の知識は
他の社労士よりも格段のアドバンテージが有るので
その方面を中心に仕事を開拓しています。
また、銀行で培った人脈及び営業のノウハウも
実践では非常に役に立っています。
最近では、年金の知識と金融の知識が融合した
「リタイアメント・プランニング」関係の講演を頼まれる事が増えています。
これは、私が銀行員時代にイメージしていた路線でも有ります。
少子高齢化の進展で、団塊の世代が大量に定年を迎えています。
そして、多額の退職金の運世方法や、 今後の年金について
悩みを持っていらっしゃる方は多数存在します。
そういう意味では、資格取得を考えた頃の私の読みは
当たっていたのかなと思っています。
今後私は、当初の路線どおり 『金融・税務(CFP)+年金(社労士)』の
複合的知識を売りに 進んでく予定で有ります。
(今後弁護士になるかもしれませんが、それでもこの分野は業務として残して行く予定です)
社労士を、目指すきっかけは多岐にわたると思いますが
私のような一風変わった社労士がいて、それでもうまく行っている事を
心の隅にでも留めて頂ければ幸いです。
私は、「仕事は一杯落ちているので心配ない。拾う能力、見つける能力を磨いてください。」と
合格者の方にいつも申し上げています。
工夫次第で、大きな可能性の広がる社労士業務、資格を取って開業してみて
本当に良かったと思っています。
この投稿が、僅かでも皆様の今後の業務のヒントになれば幸いです。